2016年4月29日金曜日

【まく子】西加奈子(福音館書店)

西加奈子の新刊。
いつもの西加奈子の「みんなちがってみんないい」に、今回は哲学的な科学的な(!)広がりまで含んでしまっています。益々広がる西加奈子ワールド。

小さな温泉街の小学校に転校してきたのは、不思議美少女コズエ。同級生の慧の両親が経営する旅館に、母子で住み込み働きすることになったのだった。
そして慧に打ち明けたコズエの秘密。

何かというと「まく」ことが大好きなコズエ。城の石垣から砂をまき、校庭で水をまき、広場で落ち葉をまく。そしてコズエが最後にまいたもの。
いや、ここからは読んでください。

西加奈子の小説には、基本的に「困った人」は出てきても「悪人」が出てこないのですね。それぞれに事情があったり、自分では悪いことと思っていなかったり、あるいは世界の中でそれぞれの役割が(実は)あったり。
小学生の成長物語なんだけど、大人も読んで、成長せなあかんなあと思うのであります。

阪神3-3巨人(4月28日・甲子園)

試合序盤。
菅野のピッチングを見ると、坂本にスリーランを浴びた時点で「あ、さんたて」という言葉がタイガースファンの頭を埋め尽くしたことでしょう。
わたくしもそうでした。

相手エラー絡みで1点はとれたものの、結局菅野を打ち崩すことは出来ず。
ついに9回裏まで来てしまって。
ゴメスのホームランで生き返りました(^◎^;)\(^◎^)/

そしてそして。
原口のプロ初打点となる犠牲フライでついに同点。

ああ、しかし、勝ち越せませんでしたね。惜しい。

とはいえ。
手も足も出ないと思われた菅野から、相手ミスとはいえ得点も出来たし、7回、8回になると出塁もして、あと一打で同点、逆転!というシーンも作れましたし。
菅野といえども、勝てるチャンスがあるのだ、というのが分かっただけでもよかったというか。
これからの対戦にきっと生きてくるでしょう。
全く歯がたたないのだ、と思い込む必要はないのだ、というのが分かった。
今度対戦するときは、臆することなくはじめから向かっていけるのではと期待できますね。
9回の澤村投入が裏目に出たジャイアンツ、ということなんでしょうけど。
7回、8回に菅野を苦しめたからこそ投手交代があったわけで。
それだけでも、やっぱり今年のタイガースはちょっと違うわいと思うのであります。

ま、勝ててたらもっとよかったけどね(^◎^;)

2016年4月28日木曜日

阪神1-11巨人(4月27日・甲子園)

ホーム・甲子園でジャイアンツに連敗。。。
いやはや、ぎょうさんの点を取られてしまいました。
雨でグランドコンディションが良くなかった。
でもそれはどちらのチームも同じ事情。

打たれて打たれて点を取られて、というのはまだしも、今日はミスも多かった。
江越の捕球ミス。岩田のバックアップミスに鳥谷、ゴメスのエラー。
やれやれ。

先制、中押し、ダメ押し、というのを相手チームにされては、立つ瀬もありませんな。
良太の今季初本塁打も焼け石に水。

終盤で選手をどんどん入れ替えて、若手を投入したのは、ちょっとでも生きのいい若い選手をファンに見せてあげようという監督の計らいだったのかも。

で、そのベンチの采配なんだけど。
4回表1死満塁。で、どうして前進守備だったんでしょうなあ。
追加点を1点もやらない、という姿勢を示した、ということなのかもしれないけれど、ダブルプレーを取るチャンスでもあったのだけれどなあ。実際、長野の打球はピッチャーの横を抜けるゴロ。セカンドが通常の守備だったら取れていたかも。そしてダブルプレーができていたかも。
結局そこから大量失点。

まあ、前進守備を取らずにいて、ぼてぼてゴロで失点、というのが嫌だったのかもしれませんけどね。
どちらが「後悔しない采配」だったか、ちょっと微妙かなあ。

それにしても、まああまり打てませんねえ。
たまにランナーが出ても、ダブルプレーでね。一気に勢いがしぼむ。
逆にジャイアンツは、チャンスでたたみかける。それも1球で。
というわけで、30分遅れで始まった試合にもかかわらず、そしてこの大量点にもかかわらず、3時間足らずで試合終了。
なんともあっけなかったね。

まあ、いろんな若手選手が見れて、そしてそれぞれが初ヒットなんかを打ったりなんかして、それなりに見どころはあったけれどね。
ちょっとここにきて、やる気が空回りしだしたかな。
でもね。
空回りでも何でも、このやる気はなくさないでほしいな。
たとえダブルプレーになっても、積極的に攻撃する。
その姿勢は、続けてほしいと思うのです。
結果は、今年は、仕方がないと思って。。。ファンもそう思って。。。。。

2016年4月27日水曜日

阪神3-5巨人(4月26日・甲子園)

祝・福留復帰。そして誕生日(^◎^)
しかし、試合は(^◎^;)

藤浪は、出だしは良かったですがね。
ヒットも打ったし(^◎^)
得点もしたし。

しかし、6回に突如として打たれてしまいました。
何か癖を見破られたのか。
あるいは梅野のリードか。
良くは分からないけれど。その後の7回はちゃんと抑えられたしなあ。

ま、こういうこともありますわな。
気にせずに次も頑張ってほしいわな。

大量失点にならなかったのだからして。
リリーフ陣も頑張ったってことやしね。
まあ、6回は「魔が差した」と考えて。
切り替えていきましょう。

2016年4月25日月曜日

広島2-6阪神(4月24日・マツダスタジアム)

カープ・新井さんの2,000本安打も見てみたいけれど、やはり試合には勝たなければね。
というわけで、福留に続いて西岡もハム・ストリングの故障らしく、戦列を離れてしまったのだけれど、それでも打つ方は元気なのであった。
よお打ったなあ。
前日の、黒田の前にはさっぱりやったのに。
福井優也には、なにか合わせやすいものがあるのでしょうかね。
まあ序盤から球は高かったけどね。

前回登板ではあれよあれよという間に6失点もしてしまった能見でしたが、昨日は打たれても、ランナーを出しても、落ち着いてましたね。
まあ、カープのバッターが、低めの変化球をよく振ってくれた(^◎^;)というのもあったけど。振ってしまうくらいにキレがよかった、に違いないですね。

楽しい試合でした。
カープって、いいチームやなあ。

2016年4月24日日曜日

広島3-2阪神(4月23日・マツダスタジアム)

惜しかったですね。
ドリスが抑えてたらね。
というか、その前にやっぱり、黒田をなんとか打たないとあかんかったですわな。
岩貞は、運が無いね。
でもそのうち、運がついてくるよ。うん。運。


テレビ中継を見てないので(地上波中継がなかったので)、どんな投球だったのか実際は見てないんだけど。
でも、今や先発ローテーションの一角、その位置はしっかりと確保した感じですね。
今日はどうやら今季一番の調子の悪さだったらしいけど。
それで1失点で切り抜けるのだから、やっぱり凄い投手なのだと思います。
調子の悪い時こそ、実力が試される。
この実力は、本物みたいです。
この調子でいけば、これから白星は確実についてくると思いますよ。頑張れイワトビペンギン(わが家での愛称)

2016年4月23日土曜日

広島9-12阪神(4月22日・マツダスタジアム)

なんかしらんけど、勝ったんでしたなあ。
乱打戦もええとこですが。
カープ横山を打ち崩したはええが、メッセンジャーが打ち込まれてしまいました。

あとは、中継ぎがなんとか踏ん張ったタイガースと、ちょっと打ち込まれたカープの差ですね。
初回に3点とって、5回までに11点もとって、これで負けてたら目も当てられん状態でしたから、まあ勝ってよかったというか、ファンもホッとしましたよ。

鳥谷が6打点というのもうれしいけれど、守備にはちょっと心配。
体力が落ちてるのかなあ。などと心配してしまいます。
とはいえ、勝ちは勝ち。
今までチームを引っ張ってきた感のある若手選手と、負けじと頑張るベテラン選手の相乗効果が、いよいよ出てきたかなという気がします。
なにより、積極的な走塁が見逃せませんね。

まだまだ楽しみは続きそうです。

2016年4月21日木曜日

阪神1-5ヤクルト(4月20日・甲子園)

今日は雨で野球は中止。倉敷のファンの皆さんには残念でした。
というわけで、昨日の試合のおさらい。

プロ初登板初先発が甲子園というのは、緊張の極みでしたでしょう。
守屋、という名前は聞いたことがなかった(スミマセン)、昨日みたところでは、まだまだ発展途上といったところ。もちろん、初登板というハンデはありますけどね。
5回もたなかったのも致し方のないところ。
力を使い果たしたかもね。

いい球もいっぱいあるんだけれど、甘い球もときどきあって、さすがにスワローズ打線は逃しませんでしたね。
となると打線が頑張って、せめて負け投手にはしないでもらいたかったですけど、こちらも気合が入りすぎたのか、チャンスであと一本が出ず、得点はゴメスのホームランのみ。なんともはや。

まあこれが守屋にとっての出発点。これからこれから。

それにしても。
どうしてメッセンジャーじゃなかったのかなあ。
中5日で、ということならここでメッセンジャー、だと思いましたがね。
若手にチャンスを、ということなのかな。そういえば最後の方までキャッチャーは清水でしたね。
まあ今年は「育てる」ことがメインでしょうから。というのが垣間見えた昨日の試合でした。

2016年4月20日水曜日

阪神8-4ヤクルト(4月19日・甲子園)

今日の藤浪はよおなかったですねえ。
初回はまずまずやったのに。2回以降は制球が定まらず。暴投にデッドボールに、相手ピッチャーへのストレートのフォアボール。そしてタイムリー。
いやはや。

野手がなんとか同点まで追いつきますが、まあ同点がせいぜいという攻撃。
全体のリズムがよろしくなく、憤懣やる方ないような試合展開でした。

このまま延長か。
あるいは試合の流れからいくと、やっぱりスワローズかなあ。
一発屋がいっぱいいてるみたいやし。

などと思いつつ見続けていましたが。

いや、8回裏に、ようやく打線がつながりましたね。
一気に4得点!

9回にはこの日1軍登録のドリスが好投。
球速い! キレもある!
これからどんどん投げてもらいましょう。
外国人枠の問題もあるけれどね。活躍してくれたら嬉しいな。

序盤はいろいろあって、やるせない展開でしたが。
最近のタイガースの試合は、終盤になっての粘りが出てますね。
最後まで試合が面白い。
これは大事なことです。
超変革は、確実に実を結んでいますね。

2016年4月17日日曜日

中日4-2阪神(4月17日・ナゴヤドーム)

ドラゴンズに3連敗。やられてしまいましたぁ。
しかも2試合連続のサヨナラ負け。
ビシエド、こはい(-◎-;)
ま、それまでの打席では抑えられていたわけで。なんとかなる方法は見つかった。というか、異星人ではなかったのが分かってよかった(^◎^;)

負けましたけど、見応えのあるゲームでしたね。
最後まで向かっていく姿勢、というのが今日は見えました。
9回表。捕手・岡崎に代打福留、で沸きましたねえ。
できればあそこで勝ち越したかったなあ。

ほんで、キャッチャー・今成(^◎^;)
よぉ守りましたよ。よぉ受けましたよ。
ベンチの中も明るかったですね。楽しんでるんやなあと思いました。
こういう使い方、これからも出来るねんで、というのを見せましたね。

1点目も、江越の果敢すぎる(^◎^;)盗塁からもぎとったものやったし。
今までのタイガースでは見られなかった攻撃が見れて、とても楽しい試合でした。
勝てたらもっと良かったけどね。
それは、シーズンこれからに期待しましょう。
今日のこの姿勢。ずっと続けてほしいです。

2016年4月16日土曜日

中日4-3阪神(4月16日・ナゴヤドーム)

魔が差した、としか言いようがありませんなあ。
7回10奪三振と好投の岩貞を交代。
金本監督は「いっぱいいっぱいだったし」と言うてるようですが。
球数も100球程度。球のキレも悪くないように見えたけどなあ。

まあ、確実な上にも確実に、福原→マテオのリレーを考えたのでしょうけど。
いい流れを自ら断ってしまったように思いましたね。

熊本出身の岩貞。完投・完封してヒーローインタビュー、というところまで想像していたんですけどねえ。
でもまあ、今日も10三振。大したもんです。
登板3試合ともよかったですからね。本物ですね。
これからを期待しましょう。

それにしても、痛かった。
今までは「負けても後悔しない戦い方」ができてたのになあ。
今日は「勝ち」にこだわりすぎたかなあ。うーん、惜しい。

阪神5-2DeNA(4月14日・甲子園) 中日6-0阪神(4月15日・ナゴヤドーム)

自然災害には人間は勝てない。予想ができたり、起こったことに対処したりはできるけれど、結局のところ受け入れて対処する、というしか方法はない。自然の前に人間は無力で、災害が起こるたびにそれを思い知らされる。
こんな時にスポーツなんてと思う時もあるけれど、それでも楽しむのだ我々は、と思うことで乗り越えられることもある。日常とは偉大だ。

今日は途中から試合を観たのだった。
タイガースの投手陣が、ヒットを打たれランナーを背負いながらも、得点を許さないという緊迫の試合展開。対するドラゴンズも固い守りで点を与えない。
ああ、なんと緊迫したよい試合だろうか。
というのは3回以降の話であった。
1回に2点、2回に4点。
わたくしの知らない間に能見が失点し(それもツーアウトからという最悪の展開)、序盤で勝負がついてしまっていたのだった。やれやれ。

見どころは、プロ初打席の陽川が初安打を放ったこと。
ぐらい(-◎-;)
まあ、毎試合打って勝ってくれと思うのがファンだけれど、そうは行かないのが勝負というもの。相手も必死なのだから。

で、前日すなわち昨日の試合。
よく言われているように、勝負の分け目はベイスターズの「ダブルスチール」。
消極的な点の取り方で、同点には追いついたもののあとが続かなかった。
チームの姿勢の違い、が勝負に反映した形かなあと思った。
まあ、そう毎回「戦う姿勢」が勝利に結びつく、と単純に信じる訳にはいかないが、そういう姿勢を見せてくれている限り、たとえ勝てなくても、ファンは納得するのである。

そういう姿勢が見たいのだ。
とにかく勝てばいい、というのではなく、後悔のない試合を見たいのだ。
複数の選択肢がある場合、「どれが一番確率が高いか」ということも大事だけれど、「どれが一番後悔のないやり方か」ということも大事なのだ。きっと。
そういうのを、今年のタイガースはやってくれている。だから負けても納得できる。
さ、明日に期待しよう。

2016年4月12日火曜日

阪神4-3DeNA(4月12日・甲子園)

いやあ、最後までハラハラさせられましたな。
初回、いきなり先制されるし。
タイガース・藤浪はボール球が多いし。
6連戦の初戦は、一人で投げ切ることが仕事、とか言うとるわりにはね。
まあ、7回途中まで、よう投げましたがね。

ヘイグが本調子でなく、7番で先発出場するも途中交代。
でもゴメスはよお打ってくれましたね。
終わってみれば11安打。
終わってみれば野手全員出場(^◎^;)
最後は福原→マテオのリレー。これは勝ちパターン。
今年はこれで押し通せるか。
でも、こういう目の前の1勝を貪欲に取っていく姿勢というのも大事なのですよ。きっと。

それにしても、いろんなことが起こるなあ。
藤浪の三塁打にも驚いたが、鳥谷のエラーにはもっと驚いた。
今日の勝利に一番ホッとしたのは鳥谷かもしれませんな。

2016年4月11日月曜日

阪神2-6広島(4月9日・甲子園),阪神7-8広島(4月10日・甲子園)

カープに連敗ですか。今季初のカード負け越し。首位陥落。
まあいろいろ言われるでしょうが。まだまだシーズンは始まったばっかりですからね。あまり騒ぎ立てないようにしたいものです。

9日の試合。
初回に2点を先制しましたが。2安打で逃げ切ろうというのがそもそも虫がよすぎる話で。
でもまあ、岩貞は12奪三振ですか。このまま1年間ローテーションを守ったら、奪三振王になれるかもしれませんね。先発2試合目でしたが、すでに落ち着きすら感じさせるマウンドさばきでした。これからの期待、大です。
それにしても打てなかった。とほほ。

というわけで、今日の試合。
球児の甲子園復帰戦。本人も勝ちたかっただろうし、周りも勝たせたかったでしょうね。
ところがところが。昨日の試合途中で交代したゴメスが腰痛で、ヘイグは風邪による微熱で戦列を離れてしまいました。
代わりに先発したのが今成と北條。
この二人の活躍もあって、さらには江越の活躍もあって、一時は勝ち越したのですがね。
5回表。勝利投手の権利が手に入るその直前。球児も力尽きてしまいました。
まあ、先発としてやっていくには、まだまだ修正するところがあるということでしょうかね。
それでも、球児が投げていると、負けたらあかん、という気概というか気迫のようなものがチーム全体にみなぎるような気がします。
3回裏の連打。9回裏の粘りは、その現れか。いやいや、球児だからということもないのでしょう。今年のタイガースは、諦めが悪い(^◎^;)
円陣を組んで、監督自らが檄を飛ばしたのも効果があったのかな。昨日の試合では愚痴愚痴愚痴でしたからね。
おかげで今日は15安打。それでも勝てなかったのは残念。
しかし、9回裏に1点差までに詰め寄ったという試合展開は、最後まで見応えがありましたわ。長い試合になったけどね(^◎^;)

とにかく若手を中心に、ハツラツとプレーしてくれるので、負けても気持ちが良いのです。こういうチームを待っていた。
失敗してもいいから攻めていく姿勢。それを見せてくれたら、ファンは負けてても納得するのですよ。まあ、勝つに越したことはないけど(^◎^;)

それにしても、野球というのは面白い。
3回裏に4失点した時、カープ・福井は青息吐息でした。
で4回表。あと一人、カープにランナーが出ればピッチャーの打順。
そうなったら代打だろうと、誰もが思ってました。松山がネクストバッターズサークルで用意してたし。
ところが、打順が回る前にチェンジになったので、福井は続投。
すると4回裏はちゃんと抑え、そのまま6回まで投げて勝ち投手。
運のめぐりというのがあるのかなあ。
これだから、野球はやめられない。

2016年4月8日金曜日

阪神3-2広島(4月8日・甲子園)

甲子園、今季開幕戦。
いきなりの2失点でどうなることかと思いました。
カープ・横山から、江越の一発のみ。わずか2安打でしたからね。
初物に弱い、というのは、こないだのジャイアンツ戦で払拭されたんちゃうのん、と言いたくなりましたね。
それでもなんとか1点差のままで、9回までやってきて。
カープのクローザー・中崎。ここがミソでした。
「打てる」
タイガースベンチは、みんなそう思ったのでは。

連打と失策で同点。新井さ~ん(^◎^;)
そしてそして。
最後は西岡のサヨナラ打\(^◎^)/

ヒーローインタビューでは、声をつまらせる場面も(;◎;)
らしくない姿に、おじさんもらしくなく、もらい泣きしてしまいましたよ(;◎;)

ともかくも、満員のファンに、とても素晴らしい1勝でした。
いやあ、ホンマに今年のタイガースは、おもろい(^◎^)

巨人1-10阪神(4月7日・東京ドーム)

初物に弱いと言われ続けていたタイガース。初登板初先発のジャイアンツ・平良に、3回まではいいようにやられて、何となく嫌~なムードが漂っていました。それまでにタイガース・メッセンジャーがちょっといい当たりを打たれたりしてましたから、余計にね。

それを払拭してくれたのは福留の一発\(^◎^)/
この先制ホームランで、平良は一気におかしくなりましたね。
フォアボールにヒット。トドメはメッセンジャーのタイムリー(^◎^;)

2番手・土田も攻略して、5回までで0-9。実に楽ちんな試合運びでした。

ただただ。
今年のタイガースはこれで慢心はしませんでしたね。
続く攻撃でも、若手バッターは打つ気満々。
9回にマシソンが出てきてあとは消化ペースと思われたところで、江越の一発(^◎^)
北條も内野ゴロで全力疾走!(^◎^)

最後まで躍動している姿がとても爽やかで、みんなみんな頼りになるなあって感じ。
ほんまに、違うチームになったんやなあと感慨ひとしおです。
ほんま、ええ気分にさせてくれるチームになりましたわ。ありがとう、金本監督。

2016年4月7日木曜日

巨人3-0阪神(4月6日・東京ドーム)

ジャイアンツ・菅野にすっぽりとやられてしまいましたね。今季初完封をプレゼント。
序盤のチャンスで点が取れなかったのが痛かったですね。
それはジャイアンツにしても同じなのですけれど。
岩田も立ち上がりは不安定やったし。
で、菅野は立ち直ったけど、岩田はなかなかそうは行かなかった。
まあ、その差でしょう。

攻撃的な野球を続けているタイガースですが、今日は終盤になって、同じような姿勢で臨んだら、ちょっと淡白な攻めになってしまってましたね。
8回の1番・高山、2番・横田が、それぞれ初球を打ってアウトになったりね。
まあ、いつでもどんな状況でも自分のスタイルを、というのがいいのかもしれませんけど。
セオリーどおりではないのが、今年のタイガースですしね。

負けはしましたけど、消極的な姿勢とか、守りに入った様子はなかったし、まあ今日は歯車が合わなかった、運がなかっただけですね、きっと。
負ける時もある。攻めの姿勢でいてたら、負けてても気持ちのいいもんです。サバサバしてて。
ああ、こんな気分は何年ぶりかなあ。
今年は、勝っても負けても気分がいい。このままの姿勢を、ずっと、できれば10年が20年ぐらい続けてほしいですね(^◎^)

2016年4月6日水曜日

巨人2-8阪神(4月5日・東京ドーム)

東京ドームでタイガース躍動!
いやあ、よお走りましたね。
藤浪の激走。横田の(いつもの如き)内野安打。
一番のびっくりはゴメスの盗塁(^◎^;)\(^◎^)/

隙あらば、という姿勢が隅々まであふれていました。
おかげで苦手にしていたジャイアンツ・ポレダがいらいら。
藤浪にヒットを打たれたくらいからヒートアップしたかな。
ついにはボークまで(^◎^;)

6点差もあったら藤浪は完投やろうと思てましたが。
8回裏は、いっぱいいっぱいでしたね。
ジャイアンツ相手に投げるのは、やはり気力・体力を使うのだね。
それでも好調のギャレットを、最後は三振に抑えたのだから、やっぱり物が違いますなあ。

なんかいろんなことがいいように回って、怖いくらいです。
少々の傷とかがあっても、今日みたいな動いて動いて動きまくる試合を続けてほしいですね。
もちろん、それで勝ったら、言うことなしですけど(^◎^;)

2016年4月5日火曜日

3月の読書

【オラクル・ナイト】ポール・オースター(柴田元幸訳・新潮文庫)

【手のひらの京(みやこ)】綿矢りさ(新潮2016年1月号)

【明日は遠すぎて】チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ(くぼたのぞみ訳・河出書房新社)

【モナドの領域】筒井康隆(新潮2015年10月号)

【なりたい】畠中恵(新潮社)

【俺、南進して】町田康・荒木経惟(角川文庫)
【テースト・オブ・苦虫6・おっさんは世界の奴隷か】町田康(中央公論新社)
【浄土】町田康(講談社文庫)
【テースト・オブ・苦虫7・自分を憐れむ歌】町田康(中央公論新社)
【東京飄然】町田康(中公文庫)
【どつぼ超然】町田康(毎日新聞社)
【猫とあほんだら】町田康(講談社)
【バイ貝】町田康(双葉社)

プロ野球が開幕し、世界フィギュアもあって、あれよあれよというまに3月は終わりを告げたのでした。
その間、読書日記はあっちに置かれたままでした。やれやれ。

「読書は楽しみのためにするのである」と言ったのはサマセット・モームでした。もちろん、人生を豊かにする、問題意識を喚起させる、生き方を考えるヒントを貰う、などという効用もあるでしょうが、それもこれも、人生を豊かにすることが楽しいから、社会に関心をもつと賢くなったような気がして楽しいから、生き方を考えなおしたらなにか楽しいことが起こりそうだから、という具合に結局は「楽しみ」のためにやっているはずなのです。
(一部には「生活の糧のために」という方もおらっしゃるでしょうが)

それぞれ、思い出せることから。

ポール・オースターは久しぶりに読んだなあ。こんなんだったか。人生、悲劇はつきものなのだ。終盤になって、なんやエンディングがだらだらしとんなあと思っていたら、いきなりの展開。どどーんとショックを受けました。

綿矢りさの魅力は、ありがちなテーマと物語の展開やなあと思っていたら、いきなりバックドロップを食らわされるというマゾ的な快楽にあると思っています。でも、決め技を何度も繰り出してこられると、ちと困りますね。そういう意味では長編に向かない作家のような気がします。というのは読者の勝手な思い込みなんだけど。京都を舞台にした、ちょっと「細雪」的な物語。もちろん、バックドロップに空手チョップなどが満載です。

チママンダ・ンゴズィ・アディーチェは2冊め。今回は短編集。これは全くの先入観なんだけど、ナイジェリアの作家という感じがしないですね。この人の持つ問題意識、社会を見る目は、普遍的なものなのだということを感じ取れます。つまりは、世界が持っている問題なのだと。すばらしい。

筒井康隆の「おそらく最後の長編」らしいです。猟奇的殺人事件が起こったと思ったら、全く関係のなさそうなSF的な展開となり、やがてひとつの結末へとまとまっていく手腕には舌を巻きますね。小説内小説というか、読者と作者をも作品世界へ引きこもうという作品。おそらく今、少なくとも日本において、最も頭のいい作家なのではないでしょうか。誰も真似ができないですね。しなくてもいいし。

畠中恵の「しゃばけ」シリーズ最新刊は、相変わらずの快作。ただ、今までの妖キャラクターが多すぎて、処理しきれなくなってきているような気もします。あるいはそれぞれのキャラクターによりかかりすぎているのか。ともかくも、このまま突っ走るわけにも行かないと思うのですが、しゃばけファンはどう思っているのでしょう。で、それにどう答えていくのでしょうね。

と、ようやく町田康シリーズ。多すぎてどれがどれやらという感じですが、多くはエッセイです。エッセイでないものも、作風は同じなので、どれを読んでもハズレがない。裏返せば、どれも同じ味わいで、苦手やなと思ったらやめておいたほうがよろしい。でもわたくしは好きですけどね。
パンク歌手にして奔放な文章。小説内に「あかんではないか」という作者の感想を差し挟むこともしばしば。
しかしよく読むと、その視点はとんがっているようで、とても明晰に分析されていて、冷静で常識的(嫌な言葉だけれど)で、とんがっているのは生来の正義感の裏返しなのですね。きっと。
だから、一見過激とも思える文章でも、その裏には「こんなこともありますねん、許してあげましょう」という優しさや「こんなことになったのには、こんな理由がありますねん、おたくさんにもありまっしゃろ、こんなこと」という包容力に満ちているのである。だからたて続けに読んでも、嫌な気分にはならないのですね。そして「ああ、正しく生きていこう。変な目で見られるやろうけど」という気にもさせてくれるのです。そんなのはわたくしだけ?

2016年4月4日月曜日

DeNA3-8阪神(4月3日・横浜スタジアム)

球児、復帰初勝利!
先制、中押し、ダメ押し。まさに快勝でしたね。
最後の金田の3失点が、なんだかなあという感じでしたが(^◎^;)

これまでは、勝つには勝つけど、打線がちょっと湿りがち。どちらかというと、投手がふんばり、相手の攻めをあと一歩のところで抑えつつ、ちょっとしたチャンスをなんとかものにして得点する、というパターンでしたが。
今日は、よお打ちましたな。
若手とベテランのバランスもよろし。
横田が塁に出る。福留が還す。ゴメスがホームラン\(^◎^)/
ついでに、北条には初ヒットが初ホームラン\(^◎^)/
ついでに、江越も今季第1号\(^◎^)/
大量得点で、中継ぎ投手陣も安心して投げられたことでしょう。

そして藤川球児。
先発として勝ち星を上げたのは大きいでしょうね。
だんだん、この場に慣れてきているように見えますね。
なんか、歯車が合ってきた、という感じ。いろんなことがうまく行きすぎて、今日はちょっと怖いくらいでした。
だから金田の3失点は、まああれぐらいのことがあってちょうどよかったかも(^◎^;)と思っておきましょう。

200点超え(世界フィギュア2016・女子フリー)

世界フィギュア・女子は熾烈な争いでしたね。ま、フィギュアスケートで「争い」というのもどうかと思うのですけど。採点競技であって、面と向かって闘うわけではないですからね。

男子はミスをする選手が多かったですが、女子は誰も彼もが完璧な演技をして、続々と200点超え。
かつては160~170点台が優勝ラインだったのが、今やすっかり様変わりしてしまいました。
でもちょっと、それはそれで気になるところではあります。
男子の場合、いまや300点が優勝ラインにはなっていますが、それは4回転ジャンプが必須となった結果。つまりは基礎点そのものが高得点になっているわけですよね。おかげで点数は天井知らずになって、難易度の高いジャンプを跳べば点数が上がる、で、300点超えができてくる。
これは簡単に納得できるんです。
ひるがえって、女子はどうかというと。
未だ4回転ジャンパーは現れず。今大会で言えば、浅田真央がトリプルアクセルに挑んだだけで、目新しいジャンプというのはありませんでした。
むしろ女子の場合は、今までのジャンプの精度を上げる、GOE(出来栄え点)をあげる、あるいは演技構成点を上げる、ということで高得点になってきているんですね。

もちろん3ルッツ+3トゥループは、難しいコンビネーションジャンプだし、得点が高くても当たり前で、うまく飛べたらGOEもたっぷりあげたくなりますでしょうけど。
でもそれだけで、前人未到と思われた200点超えが次々に出てくるとは。
ちょっと、点数、出し過ぎと違いますのん。

いやいや。そんなことを言ってはいけません。
点数の付け方はISUが考えに考えて、毎年見直しなども行いながら決めているんですから。
各選手&コーチ陣などが、それに対応して高得点が出せるプログラムを考えている、ということの結果なのですね。
それでも、ちょっと物足りないなあと思うことはありますけどね。
いつになったら、女子の4回転ジャンパーは出てくるのかと。
それはこの目で見てみたいです。

さて。
今回の女子は、最初に書いたとおりの大接戦、まれに見る好演技の連続でした。とてもとても見応えがありましたね。
その中でも感動をくれたのは、日本の3選手でした。いや、ひいき目じゃなく。

浅田真央は、トリプルアクセルだけをどこもかしこもがとり上げて、なんだかかわいそうなくらいだったけど、多少の失敗はあっても、プログラム全体の流れ、途切れないスケーティングで魅せてくれました。今季、一番気持ちの入った演技だったのではないかなあ。ただ、ここまでやり尽くしても、今の世界のレベルではトップにはなれないのですね。それでも、スケートをとおして、スケート以上のものを見せてくれるのは彼女以外には今のところ考えられないので、できるだけ長く滑り続けてほしいと思います。
本郷理華は、終始楽しく、ハツラツとしていましたね。ノリの良いボストンの観客を味方につけて、曲の盛り上がり、曲想もガッチリと掴んで、一気に滑っていったという感じです。最後のミスは痛かったけどね。
宮原知子って、ほんまにパーフェクトな選手ですね。メドベージェワが世界最高得点を出したそのすぐ後の滑走だったにも関わらず、最初の動作から自分の世界に入っていったのには驚きました。最初から最後まで、一つの芸術作品を見ているかのようでした。もっと演技構成点をつけてほしいです。
ロシアの3選手はそれぞれ高い技術をこれでもかと見せつけるような演技で、特にメドベージェワは圧倒的でしたけど、高得点を狙う「あざとさ」がちょっと垣間見えるような気がして、これは今後どうなるのだろうかというのが気になります。
ワグナーとゴールドは、確かに良い演技だったけど、演技構成点は出し過ぎじゃないのかな、とも思いますね。まあ素人が何を言うとんねんと言われそうですが。

今回の世界選手権は、次のオリンピックへの折り返し点でもあるのですね。次のシーズンはどんな演技を選手たちは見せてくれるのか。今や過去最高レベルに達していると思われるジュニア世代が、シニアとなってどんな風に今の状態に食い込んでくるのか。楽しみは尽きません。

2016年4月3日日曜日

DeNA2-1阪神(4月1日)DeNA0-5阪神(4月2日)(横浜スタジアム)

野球にフギュアスケートにと忙しく視聴しておって、睡眠不足になっておるのです。それでも楽しいのです。なんともお恥ずかしや。

ベイスターズとの連戦。この2試合は野球の面白さ、難しさが存分に出ていましたね。
初戦は、能見が素晴らしいピッチングで、完封勝利か? と思われた9回裏に、筒香に同点打を浴びて、一気に振り出しに。さらにピンチを広げてついに降板。代わった歳内が下園にサヨナラ打を浴びてしまうという、なんとも悔しい悔しい負けでした。
筒香が打ったのも下園が打ったのも、おそらくは「ボールで様子を見よう」としたのがストライクゾーンに入ってきてしまったのですね。投げミスですね。
1球の怖さ、というのを、能見も歳内も、捕手の岡崎も、いやというほど思い知ったことでしょう。

で、今日。
昨日の負けを引きずりたくないタイガース。昨日の勢いに乗りたいベイスターズ。
岩貞と久保とを比較すると、出来が良かったのは久保の方でしょう。なかなか点が入りそうにない展開。試合はベイスターズの押せ押せで、4回には1死満塁の大ピンチ。
しかし。
ここを切り抜けた岩貞は、それ以降は別人のようなピッチング。緩急をうまく使って、横浜打線を抑えてしまいました。
対する久保は6回。横田の、横田らし~いポテンヒットから2死満塁。
ここまで全く当たっていない、打率1割切りの鳥谷が、久々のヒットがタイムリー!

こんなことがあるんですなあ。

さらにさらに、タイガースにとって具合がいいことには、9回表にも3点を追加して、こうなると無理にマテオを登板させる必要もなく、福原→高宮のリレーでゲームセット。

昨日の負けを引きずりませんでしたね。
岩貞が先発ローテーション入りできるかも、というのが見えたし。鳥谷、西岡に当たりが出だしてきたら、などと期待の膨らんでいく、今日の試合でした。

宇野昌磨を応援するのだっ(世界フィギュア2016・男子フリー)

フィギュアスケートの男子の戦いは、まあ羽生結弦の一人舞台で、あとはフェルナンデスかパトリック・チャンがどこまで迫れるか、ボーヤン・ジンもひょっとしたら、てな程度で見ていたのである。

結果。驚いた。羽生結弦が今まで見せたことのないようなミス。対するフェルナンデスがほぼ完璧な演技で逆転首位。
ああ、その前に、ハン・ヤン、ナム・ニューエンがフリーに進めなかった、というのもびっくりだった。ショートプログラムって、ちょっとしたミスで点数ががたんと減ってしまうのだね。コンポーネンツが少ない分、失敗すると失点の割合が大きくなる。
で、ショートプログラムで1位になった羽生結弦は、とても有利な立場でフリーに臨んだわけなんだけど、思いの外よろしくない出来でしたね。羽生とて人の子であった、というわけ。
チャンも、四大陸選手権ではこれ以上ない完璧なフリーを滑っていたけれど、今日はプレッシャーもあったのか、良くない出来でした。これからどうするのか、がちょっと気になります。
意外と言っては失礼になるけど、ホンマに以外だったのはロシアのミハエル・コリエダ。いやあ、こんな人がいたのだねえ。ジュニアで実績を残して、これからシニアで、という時に骨折。それから約2年。ようやくの世界選手権出場、だそうです。なにしろ「踊れる」。それもロシアの選手らしく、クラシックぽく踊れる、というのが強みですね。五輪代表の最有力候補になりましたね。

で、本題。
今日一番印象に残ったスケーターは、なんといっても宇野昌磨。
ジュニアの時からケレン味のある演技で、見ている方を惹きつけるスケートができる選手でした。天性のものがあるんでしょうね。
シニアになって、技術が追いつくようになって、表現力に力強さ、安定感が出てきましたね。
フリーのトゥーランドットは、曲が進むに連れて、滑りのスケールも大きくなり、引きこまれてしまいました。見ているうちに、心から応援してしまうのですね。
今大会は、演技の構成を変更して臨んだんですね。今まで作り上げてきた、練習してきた構成を、この最後の仕上げの時に変更してくるという根性というか、やる気というか、冒険心というか、そういうものがすごいなあ、たまらんなあと思うわけです。
で、肝心のジャンプでミスが出てしまって、演技が終わったあと、いつもなら勝負師の顔から、柔和な表情に戻るのだけれど、今日は硬い硬い表情のまま、最後の挨拶をしていました。ああ、よっぽど悔しかったのだろうなあ、とその時はその程度に思っていたのですが。
キス&クライの映像が映し出されてびっくり。カッと見開いた両の目から、涙が溢れ出ていて、それを拭おうともしていませんでした。アニメか映画の一場面のようでした。
思わずもらい泣きしてしまいましたよ(;◎;)

いやしかし。
おじさんはこの映像に、宇野昌磨の強さも見ましたよ。
普通、演技がうまくいかなくて、キス&クライで涙涙、という時は、両の手で顔面を覆ったりするものです。恥ずかしいからね。
それを、何ですかっ。彼は顔を伏せることもなく、涙が流れるままに、キッと正面を向いていましたよ。
あの表情を見る限り、これからきっと宇野昌磨はやってくれる。やってこましてくれる。来年、再来年、きっときっと、今日の悔しさを晴らすようなことを、そういうスケートを滑ってくれる、そう確信しましたよ。

これからは、宇野昌磨をイチオシに応援していきますよ。きっときっと、やってくれますよ。期待しよう。

2016年4月1日金曜日

ヤクルト6-6阪神(3月31日・神宮球場)

昨日からフィギュアスケートの世界選手権も始まって、まあスケートの方はどうせ録画なので、試合が終わってからゆっくり録画を見るかと思っていたのであった。
で、野球の方は生で見ながら、と思っていたら昨日はテレビ中継はなく、仕方なくABCラジオを聴いていて、まあこれが終わったらと思っていたら、終わったのは11時を遥かに回ってしまったので、そこからフィギュアスケートの録画を見て。。。。というわけで夜中までお楽しみだったのだった。

ちなみにABCラジオの解説は有田修三で、こいつが、かつてヘッドコーチを務めていた時は実績が残せなかったくせに解説だけは偉そうで、「こんなのではいかん」「決めないかんわなあ」「勝負せなあ」というのを何度も聞いていると気分が悪くなってくるのである。「こうなると思おとった」とか言うのも口癖で、結果が出てからやったらなんぼでも言えるがなナンヤネンこのおっさんというような解説しかできないのである。解説者なら解説者らしく、今の配球はどういう理由があったのか(キャッチャーやったからね)、どんな気持ちでいてプレーをしたのか、などなどを言ってほしいのだが、だいたいがうまくいかなかった時に「あれではあかんわあ」と言うだけなのである。プレーをしている選手に対するリスペクトに欠けている。まったくもって、そこらへんに居るただのおっさんである。

さて、惜しい試合でもあった。中継ぎが、ちょっと気合い入りすぎたか。で、勝ちを逃したかなという感じが大きいですね。
マテオの3イニング登板というのも論議を呼びそうですが、勝ちたいという気持ちが、選手もベンチも一体となっていたということでしょう。
もちろん、ただただイケイケで、気持ちのままにやってしまうと昨日のような事態になるということですね。
見てる方は面白いけどね(^◎^;)

これを1シーズン続けるということはないでしょうけど、どちらが「後悔のない試合」かというと、何となく納得してしまうのですね。今年は何をされても納得してしまうでしょう。たぶん。